こんにちは、イワシロです。
チップチューン作ってますか?!
いきなりですが
そのチップチューンは
BGMでしょうか?歌物でしょうか?
ところでタイトルで言ってる
チップチューンって何だろにゃ?
そこから?笑
まぁWikipediaやニコニコ大百科、グーグルせんぱいにきいてみよう!!
その方が早いよ!
そして、いろんな記事を見ていろんなチップチューンの言われようがあるんだなぁと思いましたとさ
チップチューンとは
チップチューン=レトロゲームのBGMや、それ風味の音楽を指してピコピコサウンドと呼ぶ場合もある。
ピコピコ音を扱っているってだけで、同時発音数のルールに関係なくチップチューンと言う定義におさまるようです。
要はピコピコ音扱っていればチップチューンですって言われればそれまでですが
私のチップチューン音楽素材は同時発音数にこだわって作っています。
まずチップチューンと言われているもので、使われてる音色というのは
矩形波、パルス波、三角波、ノイズ
の4種類が基本的な音色です
これらが皆さんご存知の
ピコピコ音の詳しい名称です
これらの音は昔のゲーム機で聴けました
ゲームボーイや、ファミコンですね
これら昔のゲーム機では、同時発音数が限られていました。
ゲームボーイの同時発音数
同時発音数は
- 矩形波 or パルス波 2音
- 波形メモリ音源 1音
- ノイズ 1音
の4音です
ファミコンの同時発音数
同時発音数は
- 矩形波 or パルス波 2音
- 三角波 1音
- ノイズ 1音
- DPCM 1音
の5音です
つまり、同時に発音できるのが4音か5音です
それが、ゲームボーイライクなのか、ファミコンライクなのかにより、あなたが選んで制作すればいいでしょう
チップチューン作曲において避けるべき和音
本題はここからです。
私はこの限られた音色と
限られた音数において打ち込み時に
避けている和音があります
まず、一つ目がアボイドノートと言われる不協和音
そして、二つ目がオクターブ上の音と
オクターブ下の音、もしくは、
同音(完全1度)を
重ねて鳴らさない様にするです。
アボイドノートとは
そもそも、アボイドノートとは何か?
ドとド#を一緒に鳴らしたり
ミとファを一緒に鳴らしたり
してみてください
鳴らしたい主音に対して1音上あるいは1音下の隣り合う音を一緒に鳴らすと
気持ち悪く響きます
和音として仲が悪いのがわかると思います
それら”仲の悪い和音”を同時発音数の少ないチップチューンのルールの中で鳴らすのは、
音楽的に残念な感じがするし、曲が台無しになり勿体ないので
なるべく鳴らさないようにしています
そして、これから作曲していく方もアボイドノートは鳴らさない様にしましょう
たとえばチップチューンの曲ができあがったとして途中までごきげんだったのに
聴いている途中にそのたった2音のノートだけアボイドノートってだけで、萎えちゃいます
それくらい避けたい和音です
非常に聴いていて耳障りで目立つのです
ただし、ドとド#でも音と音の間隔が離れている場合は、有りです
たとえば主音のドに対してド#がオクターブ上や下であれば大丈夫です
そして、もうひとつ例外としてホラーや、恐怖を煽る様なBGMを作りたい時には意図的にあえてアボイドノートを使うこともあります
きもちわる~い曲を作るときはありですよ
改善策として、アボイドノートが鳴っているノートがあるとすれば、調和の取れるノートを聴いて探すか、定番の3度下、完全4度、完全5度、色々お好きなところにハモらせるといいでしょう。あまり理論は詳しくなくても相性のいいところを聴いて探してみましょう
オクターブの和音について
もうひとつの避けたい和音が
メロディーやハモリ、ベースの1音1音に対して
オクターブ上か下かもしくは、同音で
音色に関わらずなるべく和音させないようにしよう
簡単に言うとチップチューンを作るなら同じ音を同時に鳴らすな!です(笑)
たとえば、C4や、C5といった同じ音に対して和音させない、あるいは
2トラック上で同じ音C4とC4が同時に和音させて鳴ってしまっているという状態
それがなぜダメなの?
なぜなら、単に音量が大きく聴こえたり、音が割れて聴こえるからです
聴いていて
その1音だけ違和感を感じることになるでしょう
オクターブ奏法はクラシックや、歌謡曲では、よく使うことはあります
むしろ音に厚みが出たりしていい感じになるのですが
チップチューンになるとちょっと話が違ってきます
それに同時発音数が少ないルールの中で
オクターブで和音させるのは勿体ないです
どうせなら、ハモリたいですしね
私は主音のメロディーに対して
大体三度下でハモらせると上手くいく場合が多いです
ただ、全部のメロディーに対して三度下でハモるとキーに合わない音を使うことになることもあるので、その曲のキーに乗っ取り和音させると上手くいきます
固定概念にとらわれず
オクターブの和音を使うことは少ないですが、可とする場合もあります
もし意図的に使うとしたら、1拍目、2泊目、3泊目、4泊目の頭をオクターブ和音にするなど
ビートを感じる部分にオクターブを入れるといいかもしれないです
(やったことはないですが)
まあ、アイデアとしてです笑
曲を作る時は臨機応変にいきましょう
最後にまとめると
チップチューンにおけるやってはいけないこととして
- アボイドノートを避ける
- オクターブで和音させない
です。
まだまだ言いたいことがありますが、
基本的には、音のひとつひとつに魂を込めて作りましょう。
まあ、臨機応変にいきましょや
すげぇざっくりでごめんなさい
でも、私はふだん曲を作るときに
これら二つに気を付けてつくってます
あとねぇ
チップチューンの音源から
ピアノの音に差し替えると
すごく和音がわかりやすくなるよ
おかしいところを
修正するのに持って来いやでw
DAW使ってる人は、試してみてね
チップチューンは、パズルに似ています。
どの音を諦めるかを考えていくと、
必然的に鳴らす音も決まってきます
もっと詳しく音楽的なものを作りたいのであれば
対位法を学ぶとよいですよ
イワシロも勉強中です
というより参考にする程度でいいと思いますよ
割りと慣れると簡単かもしれないですが、
奥が深いのがチップチューンの曲作りかもしれません。
以上。さいごまで読んでくださり
ありがとうございます
イワシロ音楽素材もよろしくね!